関ジャニズム LIVE TOUR 2014>>2015 DVD感想
関ジャニ∞というジャニーズグループの活動が集約されたようなDVDだった。
正確には十祭と合わせてだけども。私はこのDVDを見てそう思いました。
4/28がDVDの店着日ということでフラゲしてきました。
私がファンになってから初めて出るDVDだったので前情報一切ナシ。かなり新鮮な気持ちで見れました。
本編しかまだ見ていないのですが、初見の感想を残しておきたいので書きます。細かい感想も別記事であげる予定です。
今回のライブ映像、かなりクオリティが高いと思います。映像編集が非常にいい。クオリティが一番高いと思っているのが8ESTだったのですが、それを超えるかも。映像効果も、かなり赤みが強い。ギラギラとしたロックな赤ではなく、夕日のようなオレンジ気味のやわらかい赤色。ライトも赤色が多いように感じます。JUKE BOXが「青」なのでそこに差をつけてきたのかな。
今回天井を動くカメラと、ステージ真下の下手側にあるカメラは初設置な気がしますがどうでしょうか。天井固定カメラは前からあったのですが動き回ってるのは今まで見ていなかったと思います。
ステージ下はどうだろう、自信ないけど(笑)。設置されていたとしてもそんなに多用していなかったんじゃないかな。
このカメラなんだけど。今までこのアングルから映し出されてた記憶がないのですがどうでしょうか。ところでこの大倉くんかわいいな…大型犬…。
私が気づいたのは大きくこの2つのカメラだから、もっと新規設置したカメラがあるのかもしれない。アングルの多彩さから思うに今回カメラの設置台数を増やしたのではないでしょうか。
中でも一番効果を発揮していたのは天井を動くカメラ(名前あるのでしょうか)だと思います。いや動くってのがいいよね。動きが少ないときでも映像にムーブをつけれらる。ただ多様すると酔うので、バランスよく入れられてたと思います。
※追記※
書くのを忘れてたので追記。今回かなり引きのアングルが多かったように思えます。ドームってでっかいなぁと何度も感じました。これもしやリサイタルへの伏線…?考えすぎ…?あとお子様eighterが非常にかわいい。追記終わり。
そんなわけでカメラの増加や映像効果などが理由で映像のクオリティが高いと言っているのですが、一つ難癖つけるならMasterpieceの装飾入れ。「COUNT DOWN」とか入っちゃってるところ。そういうのは会場内モニターでするならアリだと思うんですがご家庭用ではちょっと…顔を隠してないからいいんじゃとかそういう問題ではなく……(^^;)
次に着目したのが衣装。え~、DVDを見る前まではニズムの衣装いいなと思ってたのですが、実際みてみると…うん。十祭のオムツブリュレよりはいいと思います。一番ダメだと思ったのがあの黄色に水色の千鳥柄ジャケット。デザイン自体は結構好みだし似合ってると思うのですが、それを着る曲の選曲。「ふたつ手と手」に似合わない!やかましい!(笑)。これならまだCloveRの妖精さん衣装がいいのではとまで思ったのですが、後にT.W.L、クルマジが控えてるうえにあの恰好でMCされたら吹く。
あと衣装ついでに小道具。少クラで象を披露したときのレトロマイクのパフォーマンスがかなり格好よくて好きなので今回も期待していたのですがレトロマイク短っ!?
これもって歩き回る必要がある構成だから重いものにするわけにもいかないから土台をとっぱらったのはわかるけど…正直ダサイ。しっかりスタンドにつけてメインステージに並んで歌ってほしかったなぁ~。
音響に関しては私はさっぱりなのでわかりません。ベースしてるくせに。ただ今回もJUKE BOX同様タコヤキオールスターズの方もよく抜かれていたのでフィーチャーされていたのではないかと。YOKANさんかなり目立ってましたね。EJ☆コースターのブラスの力強さにはテンションガッと上がりました。
とまぁここまでが映像の話。
ここから内容に関してざっくりと。
今回ベストパフォーマンス大賞は安田章大さんです。
いやもうびっくりした。安田くんすごいカッコイイ。オス田くんでした。
よく「ヤスは手を抜かない」と言われてるのを聞きますがまさにその通り。どの瞬間も全力で踊ったり歌ったりしていて、今回それが顕著にでていたと思います。
何度もJBと比べてしまって申し訳ないのですが、JBで渋谷すばるがフィーチャーされていたように、今回のニズムでは安田章大がフィーチャーされているものだと。抜かれる頻度高いし。
安田くんは人徳と努力で実力を積み上げていく人だと思っています。音楽に演技、絵などオールマイティにこなせる天才肌がさらに努力を重ねているのですから、その威力は絶大です。ここ最近になってその積み上げたものに多方面から気づかれ始めたという印象を持っています。開花した安田章大は怖いぞ。
こんな男前なところを見せられたら…惚れる……。
渋谷さんに関して。JBのあとの屋内公演ということでどうしても比べてしまう。JBと比べてアツさをあまり感じなかった。いやJBが異常なほどであって、十祭や8ESTと比べると熱量が足りないというわけでは全くないことに気づくのですが。
髪の毛の問題はおおいにある。坊主ってなんだかさっぱりしてるからさ、うん。
これが前日早朝5時までのモンハンの疲れを引きずっているせいだったりしたら許されざる案件ですよ。そんなことないって思ってたい。
Revolverでバンドをバックに歌う姿を見ると、そうかこのときこの人はライブハウスでのソロライブを背負っていたんだということに気づかされました。あれを歌っている空間の熱はライブハウスそのもののだったと思う。
熱量が足りないといいつつ、ドヤ顔人生から始まるバンドパートはかなりアツかった。これには自分はやっぱりバンドが好きなんだということと、渋谷さんもバンドが、演奏することが大好きなんだということに気づかされた。ブルースハープのリフを音源よりかなり入れてきたところに、音楽と人3月号に掲載されたインタビューの「わざと長めに曲作って、間奏足して、そこにレイジの曲のリフをそのままくっつけて」と言っていたところを思い出した。今回のとそれとはまったく違うものであるけど、「演奏したがり」なとことはずっとあるんだろうなと。
ブルースハープ、すごい似合っています。バンドでセッションしてるときに思いっきり目立っていたその音色、まるで渋谷すばる。渋谷さんのもう一つの歌声です。
最後のあいさつからのLIFEは鳥肌モノ。うまくつなげたなって。きちんとシメることができるのは渋谷さんの特技だと思ってます(笑)
関ジャニ∞全体的に見て思ったことは、みんな仲がいいなってこと(笑)
今回かなりワチャワチャしてましたよね。十周年のイベント通して一緒にいることが多くなったからでしょうか。
仲良しこよししていることが一概にいいこととは思わないし、そこを売りにしてほしいとは全く思っていないのですが。それでも仲がよさそうなところを見るとこちらもとってもほっこりする。
ところで今回はリハの時間が多忙であまりとれていなかったと聞いてたんですが、なんとなくそれがでていたのかもしれない。ダンスが揃っていないと感じました。タイミングとか角度とか。ダンスに関しては音楽以上にわからないのですが、もっと揃ったら綺麗に見えるのに、大所帯だから余計バラバラに見えて勿体ないと思います。
最後に、DVD全体を通して。
かなりアイドルを通したものになっていると思います。
私はこのDVDを「関ジャニ∞らしい」ものではなく、「関ジャニ∞というジャニーズグループらしい」ものだと考えています。
※追記※
うまく言葉にできたので書く。つまり「関ジャニ∞のよさ」ではなく「ジャニーズのよさ」を全面に出しているということ。関ジャニ∞の多彩さというより、何でもできるジャニーズの多彩さ。追記終わり。
イロモノとして扱われることの多い関ジャニ∞が魅せた、ジャニーズアイドルたるところ。遊園地をモチーフに、キラキラとしたアイドルのパブリックイメージを体現したようなライブであったと思います。
それに関してはおそらく賛否両論呼ぶでしょう。アイドルのパブリックイメージをなぞることは、悪く言えば没個性的であるから。
ただ私はこの「関ジャニズム」は正解だったと思います。この十周年を通してみせてくれた関ジャニ∞のパブリックイメージ。一番新規が増えるであろう時期に「関ジャニ∞らしさ」をみせたことは、自己紹介のようなものだと思っています。十祭でのギラギラした「漢らしさ」と関ジャニズムのキラキラした「男らしさ」。この2つをもって関ジャニ∞の十周年が完成したのだと思います。
十周年でまとめ、固めてみせた関ジャニ∞。そこから今後どう発展させていくかに期待が高まります。そう思わせてくれるDVDでした。