嫌い嫌いも好きのうち

君を見つけ出した時の感情がこの五臓六腑を動かしてんだ

ありがとうございました。

 


9月16日、GR8EST福岡オーラスに私はいました。


開演前のエイトコールをしながら、4月15日から7月14日までを、7月15日から9月16日までを、これから先一生忘れることのない2018年の春と夏を思い出していました。


4/15から7/14までの日々を地獄と私は呼んだけど、今思えばよっぽど7/15から今日までの日々の方が地獄でした。

むしろあの春はすばるくんがいたから、すばるくんが限られた時間でなんとか何かを伝えようとして、それを全力で受け止めていたから、幸せだったじゃないかなって思えてきました。

 


札幌初日。すばるくんがいなくなった関ジャニ∞と初めて出会った日。すばるくんがいなくなったという事実を、本当の意味で受け止めた日。

6人の歌声が聞けなかった。

耳で聞いてるのは確かに6人の歌声なんだけど、頭の中では7人の歌声になっていて。すばるくんのパートを誰かが歌う度に強烈な違和感に打ちのめされていました。


私がすばるくんを知るきっかけはER2のMVでした。たまたま聞いたER2が頭から離れなくて、すばるくんの顔が忘れられなくて、「関ジャニ すばる」で検索したあの日がすべての始まりでした。

だから私にとってER2は一番大好きな曲で、関ジャニ∞と出会わせてくれた大切な曲でした。

生で聞けたことがなくて、エイトレンジャーがあったエイタメですら披露されず、いつ聞けるんだろうと心待ちにしていました。ER2をライブで聞くことが私の夢でした。


まさか夢が叶った時にすばるくんがいないなんて思いもしなかった。


どうしようもない絶望でした。これから私が抱いていた関ジャニ∞に対する夢は、もうすべてすばるくんがいない場でしか叶わないことを思い知りました。


ツアーと一緒に私も五大ドームをまわることも。

ニゾンが関ジャムにゲストでくることも。

関ジャニ∞のデビュー20周年に立ち会うことも。


すべて自分だけでは成り立たない、他人が起こした行動でしか叶わない夢です。でも私にとって、特に20周年に立ち会うこと、立ち会って「おめでとう」と言うことは、人生においても唯一自分が明確に掲げた夢でした。

こうして他力本願の夢を掲げるから叶わないんでしょうね。それでも本当に、その夢を大切に、その時までは何があっても応援することを目標にしていたんです。そして、そこにすばるくんがいることは大前提でした。


夢って、叶わないんですね。

好きでい続けるだけでは叶わないんですね。


そんなことを今更のように思い知って、悔しくて悲しくて、すばるくんがここにいないことに耐えられなくて、歌声を素直に聞くこともできなかったです。

 


6人はもう6人で前を見ていたんですよ。そしてまだ前を向いてないファンも、自分のペースでいいって言ってくれました。前を向いた時は思いっきり引っ張ってくれるって。

時間の経つスピードは思っていたより早いようで、名古屋の大号泣のあとからはそれはもう目覚しく6人は6人の関ジャニ∞を確立させていったように思います。

 

 

次に入ったのはそれから2ヶ月近く経った東京公演でした。

私は札幌で泣いて6人を受け入れず楽しめなかったことが悔しくて悔しくて。ホントは6人に「すばる担だけど、すばるくんいなくても大好きだよ」って伝わればと思って赤い服着ていったのに、結局泣いて笑えなかったから、東京では笑っていたいなと思っていました。

だから一旦何も考えず、悲しむために観るんじゃなく、ただただ関ジャニ∞を楽しもうと思って入りました。


そしたらね、ホントに楽しかったんです(笑)


横山さんのズッコケで先頭で煽る姿がかっこよすぎて目頭が熱くなった。

村上さんの限界超えるまで頑張っちゃったところは心配だったけど、最後まで笑顔で楽しそうに見えた姿が嬉しかった。

丸山さんのヒゲがパンぱんだで感情が迷子になるところ以外は凄くセクシーで、新しい丸山さんに出会えて嬉しかった。

安田さんが札幌の時より元気になって笑っている姿に安心した。

錦戸亮ちゃんが札幌より肩肘張らずに、でもしっかり新生関ジャニ∞を引っ張る姿が頼もしかった。

大倉くんのダイナミックな全身をつかったドラムを叩く姿に胸が熱くなった。


すばるくんが大好きで大好きですばるくんばかりを見ていたけど、でも私はちゃんと関ジャニ∞が大好きだなと改めて思うことができました。


やっと6人の歌声を聞くことができました。楽しそうな6人を見て笑うことができました。やっぱり寂しくて途中泣いちゃうこともあったけど、それでも最後は楽しかった~!って言って終われるライブがどれだけいいものなのかってことを身に染みて感じました。

 

東京最終日は「僕たちの方がファンの皆様より楽しんだ」なんて言っちゃうぐらい6人が楽しそうで、私の大好きな関ジャニ∞って、こういうところだと改めて感じました。

会見の暗い顔のみんな、もう二度と見たくないと思います。関ジャニ∞の笑い声が大好きなんです。ファンを放っておいてメンバーだけで笑っているところ、「またお客さんおいてけぼりや、俺らの悪いとこでてる」って言ってたけど、私そういうとこを見てる時が本当に好きだなぁ。

 

 

そして最終地の福岡に降り立って。1日目はtorn眼福席だったのでそれはもう堪能して。

で、最終日。こんな走馬灯をしながら迎えた最終日。

亮ちゃんの「6人でここまで来ましたよ」って言葉に、自然と拍手をしていた。

 

色んな気持ちを持ったファンがいて、でも自分たちが一番しんどくて。でも絶対後ろを向くわけにはいかなくて。ツアーを6人でまわると決めたからには前を向いていくしかなくて。

みんなそれぞれ、同じ方向を向いてなかったファンを、前に前にと誘導して引っ張った6人はたくましかった。


ムビステの下からヨコヒナ大倉くんの逞しい背中を見たとき、自然と「これからよろしくね」って思いました。私は何も関ジャニ∞を担うものはなかったけど、それでも何かを託したい背中でした。


本当に本当に、今までの倍近い回数入ったけど、惜しみなくたくさん入って良かったなと思います。

このツアーに入れたこと、私のジャニオタ人生で自慢になるんだろうなと思います。きっとこのツアーで感じた感情ひとつひとつを私は忘れないでしょう。6人の関ジャニ∞はかっこよくて、楽しくて、きっとこれから6人でもっともっと上にいくんだろう、最高で最強の名に恥じない6人になるんだろうと思えたツアーでした。

 

 


そして私は、今回のツアーを最後に関ジャニ∞から担降りをすることに決めました。

これから、1人になった渋谷すばるさんを、全身全霊をかけて追いかけていくことに決めました。

 

いつの間に「メンバー」とは6人を指すようになりました。

「このメンバーでよかった」「このメンバーだからこそどこまででもいける」と何度も聞きました。すばるくんが会見で言ってたように、6人は今回の件で更に絆を深めているように思います。

そんな言葉を、メンバーが大好きで、なんてことない日常を振り返って1番楽しかったと言って、ファンにも伝わるぐらい大切に思っていたすばるくんの口から聞いたことが、寂しくてしょうがないんです。


寂しいなぁ。6人が楽しそうにしてるたびに、私はどうしようもなく寂しいんですよ。


こうやって6人を見る度にここにいない幻影を見ることに、少し疲れちゃいました。

 

 

ライブ中、双眼鏡でファンサしてる6人を追いかけ、それを受けて崩れ落ちるファンを見ていました。幸せのお裾分けをもらって、ほっこりしていました。


でもその時気づいてしまったんです。

私も担当カラーの服を着て、団扇を持って、こっち向いてくれないかなってドキドキしたかったなって。


良い席に入れた時に、こんなにメンバーが近いのに、なんでいちばん大好きなすばるくんがいないんだろうと思うとどうしようもない空しさがありました。

 

こうやって寂しいを何度も繰り返すなら、いっそもうずっと寂しいままでいようと思いました。

幻影を追いかけるより、いつかまた姿を見せてくれる時をただひたすら待とうと。そして戻ってきた時に、全力で「大好き」を伝えたい、そのために私の持ってる力をすべて使いたいと、そう思ったんです。

 

この夏、私は6人をひたすら見つめて、すばるくんを大切な思い出として宝箱にしまうことはできないことを思い知りました。


すばるくんを思い出にできない。「好きだった」じゃなくて、「好き」なんです。

 

色々悩んだけど、結局は関ジャニ∞を選ぶか渋谷すばるを選ぶかだったと思います。「どちらも」もという選択肢もあるけれど、私にとっては「どちらか」しかできなかった。

だから、私にたくさんの夢をつくってくれたすばるくんと、また新しい夢をつくっていく方を選びます。


関ジャニ∞を大好きなまま離れることができること、誇らしく思います。

きっと私はこれからあの時関ジャニ∞から離れたことを後悔する日が何度もあると思います。絶対にまた綺麗な景色を見せてくれるのが関ジャニ∞だから。

これからも笑って泣いてまた笑って、そうやって最高で最強の関ジャニ∞でいることを強く願います。

 

 


ここはV6やユニゾンの記事もありますが、関ジャニ∞渋谷すばるのファンとして開設したものですので、この記事を持って当ブログの更新は最後となります。


ブログ自体は、いつか関ジャニ∞渋谷すばるについて知りたくなった人の助けになればと残しておくことにしました。

といいつつ、過去の記事はちょっと恥ずかしいので、しれっと消してるかも(笑)


もし未来で、すばるくんのいない関ジャニ∞を好きになって、すばるくんを知りたくなってこのブログにたどり着いた人がいるなら。

渋谷すばるさんはかっこよくてかわいくて、優しくて頼りがいがあって、本当に本当に素敵な人だったってことを感じてもらえると嬉しいです。

そしてあわよくば、【思い出じゃなくて好きになって】と、遅いなんてことはないから、今からでも関ジャニ∞渋谷すばるさんを好きになってもらえたらこれ以上の喜びはないと思います。

 

同時にブログと連携していたTwitterもアカウントを削除させていただきますので、この場でお話していただいた皆様ともこれで最後のご挨拶となります。

 

 

ジャニーズが嫌いだった私がジャニオタになったことから、「嫌い嫌いも好きのうち」とつけたこのブログ。今までブログをしていたことは何回がありますが、こんなにたくさんの方に読んでいただいたのはここが初めてです。


私の長い長いひとりごとにお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。


これからもどうか、あなたとあなたの好きな人が幸せであることを願います。

 

 

この場で出会えた人すべてに、そして関ジャニ∞に、渋谷すばるさんに全力の感謝をこめて。


今までありがとうございました!!

 

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