嫌い嫌いも好きのうち

君を見つけ出した時の感情がこの五臓六腑を動かしてんだ

私にとって「渋谷すばる」とは、

 

渋谷すばるさんは、私にとって人生を生きる意味だったことを実感しています。

 

今、関ジャニ∞から彼が脱退するというお報せを受け、背骨がなくなったような気持ちです。なにをするにも心も体もフラフラしてしまって、比喩ではなく本当に何かを掴んでいないと立つこともできない。

 

こんなに来るのが恐ろしかった11時は二度と来ない。

「海外ツアー行きます!いぇい!」であってほしかった。

何度めかのリロードで、色のつかない文章で埋められている画面が見えた時に「あぁ、終わった」と思った。

彼の名前で記されている、ひっかかりのない丁寧な日本語に対する強烈な違和感を感じた。いつだってすばるくんが真剣なことは、歌と一緒に伝えてくれていたから。

 

まったく予想していなかったです。まさか彼が関ジャニ∞を脱退という道を選ぶなんて。

 

危うい時期があったことはもちろん知っていました。

しかしそれを「過去の出来事」と、まるで漫画のキャラクターの過去編であったことのように思っていました。そのようなことがあったからこそ、今のゆるぎない彼がいると。そういう「過去の設定」だと思ってしまっていました。

 

でも彼は現実の人でキャラクターではない。

永遠なんてないし、予定調和な未来を選んではくれない。

 

悔しいなぁ。私は無責任だったなぁ。

何が「もう一回味園みたいに演技をしてほしい」だろうか。「舞台にでてほしい、新感線とかがいい」だろうか。

 

すばるくんはこんなにも、音楽ばっかりだったじゃんか。

 

ああ憎い。すばるくんがこんなに音楽だったことが。演技のお仕事だった味園が繋げた、ロッテルダムでの仕事も憎い。関ジャムも憎い。メトロックも憎い。すばソロも憎い。

 

憎い。憎たらしくてしょうがないけど、

それ以上にその場所で輝いていたすばるくんが大好きでした。

 

顔が好き。声が好き。ちっさい身長が好き。ほっそい体が好き。

歌声が好き。三角形ができちゃうホクロが愛おしい。まんまるなおめめが愛おしい。

独特の笑いのセンスが好き。的確なワードセンスが好き。

へったくそな絵が好き。へったくそな絵を描くことを楽しそうにしてるすばるくんが好き。

歌で人を震わせることができることが好き。音楽の力を信じていることが好き。

自分が信じた音楽の力で、自分の力で進みたいと決断する意思の強さが、悔しいぐらい好き。

 

こんな時ですら私は彼が誇らしい。

こんなに恵まれた環境を捨ててまで違うことに挑戦する、それを挑戦するために必要だった才能に恵まれていた彼が誇らしい。その才能に対して、命がけになれる人でいたことが誇らしい。

恵まれた環境を持っていたことが誇らしい。メンバーがみんな横並びで会見してくれた。ニュースでたくさん取り上げられるぐらい知名度があった。メンバーがちゃんと最初は止めてくれた。止めたけど、最後は送り出してくれた。そんな仲間に出会えていた彼が誇らしい。

 

今まで、関ジャニ∞渋谷すばるでいてくれてありがとう。

「しんどかったことは?」の質問に「楽しいことしかなかった」って答えてくれてありがとう。

 

「楽しかった」って言ってくれたから、私は渋谷担でいてよかったなと思います。

 

エイタメのツブサニコイで、ファンの歓声に顔をほころばせたあの瞬間が、私が担当をしていた間で一番の瞬間。私たちの思いが、すばるくんに届いた瞬間。いつも打ち負かされてばかりだった私たちが、唯一敵った瞬間。

この瞬間があったから、私は渋谷担として誇らしい。

 

自分のことは救いようがないほど大嫌いだけど、

渋谷すばるを好きになった自分のことは、ちょっとだけ好き。

 

 

これからどうしたらいいんだろうなぁ。

青色の方が好みだけどなんとなく赤色のものを選んじゃうとか、そんなこともなくなるのかなぁ。

エイトのツアー、もう行かないのかなぁ。渋谷担とは言えなくなるけど、すばるくんのファンではいられるかなぁ。ジャニオタ辞めるかなぁ。

 

 

本当に生き方がわからないのですが、

悔しいことにすばるくんが私たちに「生きろ」という曲をくれているので、

がんばって生きていきたいと思います。

 

 

渋谷すばるさん、関ジャニ∞の6人に、幸のある未来が溢れていますように。