嫌い嫌いも好きのうち

君を見つけ出した時の感情がこの五臓六腑を動かしてんだ

わたしとすばるくんと眼鏡

 

眼鏡男子というものにときめいたことがない人生を歩んでいた。

眼鏡をかけると魅力が増す、というメカニズムの理解ができなかった。

だって顔の一部を隠してしまっているじゃんって。

プラス要素になる人もいるかもしれないけど、残念ながら私の好きな人はすべからず顔がいいので、眼鏡をかけるという行為はせっかくの顔を隠してしまう「もったいない」行為であった。

 

私の好きな人たちの中でも一番大好きな顔を持つ渋谷すばるさんは、アイドルという仕事をしている人なのでたくさんの雑誌のお仕事もある。その中で眼鏡をスタイリングされることももちろんあった。

でも別に、全然ときめかなかった。

 

そんな私の世界がある瞬間ひっくり返った。

それを目にしたのは10秒もない時間だったけど、

心のど真ん中を打ち抜いて、思わずたじろいで涙がこぼれてしまうような衝撃だった。

 

それはエイタメ円盤のエンドロールに映った丸眼鏡の渋谷すばるだった。

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最早引いた。かっこよすぎて引いた。

すばるくんの私服といったらハットにヨレヨレのチェックシャツやロゴの入ったTシャツとだぼっとしたパンツ、みたいなTHE・古着みたいな恰好だったのに。

どうしたのその白いノーカラーシャツに丸眼鏡は。

いつそんなサブカルチックな私服になったのすばるくんは。

 

エイトレンジャーの薫ちゃんも、テレ東音楽祭で坊主でスーツ姿で無責任歌った時も、涙の答えMVの時も眼鏡だったけど、その時と全然違う衝撃。

 

今までの眼鏡となにが違うのだろう?

綺麗に整い揃えられ、少し横に流れた長めの前髪?

ピアスしているように見えるほど大きく開いたピアスホール?

メンバーのエピソードを柔らかな声色で話しているから?

 理由はわからないけど、あの姿を見ると鼓動が早くなるような、一瞬で恋に落ちる姿だった。

 

すばるくんは私にいつもいつも私に衝撃を与える人だった。

出会いは一目ぼれだった。映画のワンシーンの一瞬の表情で惹きこまれた。

すばソロで「現実を伝えるアイドルが一人ぐらいいてもいいじゃないですか」って叫んでいた時の熱に私はいつだって浮かされている。

JUKE BOXツアーの映像、「All is well」を歌うすばるくんの絵画のような構図に、これが実在する人間を映した映像なのかと感動したことも覚えている。

キャンジャニの姿が初めてお披露目されたときに見たすば子はそれこそ衝撃で、眼鏡と同じように女装に対してもなんなら嫌悪感すら持っていたはずなのに、一目でメロメロになった。圧倒的に可愛かった。

そもそも顔が衝撃的にかっこよかった。

最大の衝撃は、脱退発表だけどね。

 

まだたった3年半だけど、私にとってこんなに熱を高く持ったまま好きでいるっていうことは他にないことであって。

そうしていらえれたのは、すばるくんが常に私に衝撃をくれるからだと思っている。

いつだって新鮮な気持ちでドキドキさせてくれた。

 

私が高校生の歳の時に出会ったすばるくん。

あの時私は早く大人になりたかったし、学校を卒業して働きたかった。

誰の許可も必要としない、自分の力だけで生きていきたいってずっと思ってた。

 

すばるくんを必死で追いかけているうちに、いつの間にお酒も煙草も覚えて、就職もして一人暮らしを始めた。

今年のツアーは初日からオーラスまで、北海道から福岡まで行く。

そこに私に衝撃を与えてくれる人はいない。

行きたいところに好きなだけ行けるようになったのに、一歩間に合わなかった。

 

それが悲しくてしょうがないし、たまにモチベーションを失うんだけど、

今回のツアーにはまだすばるくんの存在という衝撃の跡が残っている気がするから。

未練たらしくすばるくんを感じに行ってきます。

 

 

すばるくんはこれから海外に行って音楽を学んで、どこかでそれを表現していく。

きっとすばるくんはまたたくさんの人に衝撃をもたらしていくんだろうな。

 

願わくば、その新しい衝撃を私も感じることができますように。

新しい表現をする場所に、私もいれたらいいな。

すばるくんの新しい夢を、一緒に追いかけていけたらいいな。

 

 

 

ペコジャニで見たすばるくんの眼鏡を見て、また新しい衝撃を受けた。

息が苦しくなるほどかっこいい、眼鏡姿のすばるくん。

やっぱこの人を追いかけるのをやめられないと、そう思いながらこんな文章を書く20歳最後の夜です。