嫌い嫌いも好きのうち

君を見つけ出した時の感情がこの五臓六腑を動かしてんだ

東の滝沢 西の渋谷に清き一票をお願いします。

カウコンの「アナタが見たい2ショット」アンケート。派閥の関係で共演がなかなかできないけど年齢の壁を越えて親友である橋本良亮×渋谷すばる、紅白の関係で参加できないV6の代わりに「あぶない放課後」主題歌である『Believe Your Smile』を歌う主演コンビ二宮和也×渋谷すばるなど見たいコンビはたくさんありましたが、結局投票したのは滝沢秀明×渋谷すばるです。これしか選べないなってぐらい滝すばが好きです。どうしてもカウコンで滝すばの、伝説の『東の滝沢 西の渋谷』のツーショットが見たいんです。だからこの記事ではファン歴が1年にも満たず、Jr.黄金期を体感していない私がどうしてこう滝すばが好きで惹かれて欲している理由を書きます。ダイレクトマーケティングです。ちらっとでも滝すばが気になってもらえたら嬉しいです。

 

『東の滝沢 西の渋谷』といえばジャニーズJr.黄金期を象徴する言葉です。ジャニーズJr.黄金期とは、諸説ありますがゴールデンタイムでジュニアの冠番組があったほどの爆発的なジュニアブームが起きていた98~02年の間のことを指します。当時中心だったジュニアは現嵐・関ジャニ∞タッキー&翼のメンバー。山下智久生田斗真も中心人物でした。その中でも圧倒的な人気を持っていたのはタッキーこと滝沢秀明。ジュニアのリーダーを任されており、ジュニア全体を支え引っ張る存在。何よりも天使と見間違うがごときその容姿。それはお茶の間を虜にし、ジュニア黄金期を支え引っ張った当時を語るに外せない存在、いや彼なしに何を語れようかという存在です。

そんな圧倒的存在であるタッキーに匹敵する人気を誇り、肩を並べる存在がいました。それが現関ジャニ∞、当時東京ジュニアのおまけのような扱いの関西ジュニアであった渋谷すばるです。剛健コンビが火をつけタッキーの出現とともに人気を爆発させ始めたジャニーズJr。Mステでジュニアとして曲を披露できるほどでした。そんなMステで突然ヨコヒナを後ろにセンターに立ち、『愛してる 愛してない』を披露した夜。くっきりした目鼻立ちに大きな瞳。圧倒的歌唱力。彼は一夜にして世界を変えたといいます。その夜を境に世間の注目を集めたすばるはその後、前述した『あぶない放課後』を月曜8時という大枠で二宮和也とW主演、歌唱力と関西出身という強みを生かしたトークにキャラで絶大な人気を誇り、『東の滝沢 西の渋谷』という言葉を生み出します。

 

しかし、肩を並べているとは言うもののやはりタッキーとすばるの差は圧倒的で。外から見た2人は同じところにいるように見えますが、すばる本人は埋まらない差を感じていました。国分太一から「小さいジャニーさんじゃん」*1と言わせるほどのリーダーシップと実力を持ったタッキーと、突然Mステで歌ってって言われて歌って、勝手に人気になっていったすばる。社長と同じ土台にあげられたすばるはどうだったのでしょうか。

私はすばるにとってタッキーは唯一同年代で敵わなかった存在なのではないかと思っています。渋谷すばるはイヤになるくらい天才です。歌も容姿も、人より恵まれて生まれてきました。不器用だから失敗もたくさんするけど、結局は全部成功にしてしまうような男です。自分であれだけ避けてきた演技の仕事で、初主演でいきなり賞をもらってしまうような男です。そりゃあたくさん努力も苦い思いも地を這うような苦しみを経験しているのも知っています。でも天才です。天才なんて言葉で片づけてしまいたくないけど天才です。そしてタッキーも天才で秀才でした。

渋谷「どんだけ仕事必死に頑張ったとしても、タッキーの存在はでかすぎたなっていう。」

国分「あそこへ行こうって気持ちはあったの?」

渋谷「んーでもやっぱり、常に上にいた人やったから、タッキーっていう人は。ずっと憧れでしたね。どんだけ東のタッキーなんたらって言われてても、自分では差は明らかにわかってるから。」*2

すばるにとってタッキーは絶対に敵わない存在であって、憧れでした。すばるがメンバー以外にこんな感情を持っていることがまず無いことであって。タッキーって唯一無二の存在でした。

 

とにかくタッキーという存在の影響はデカいっす、自分の中で。あの人がいなかったらたぶん…

たぶん、もうとっくに俺は終わってると思う。調子乗るだけ乗って、問題起こして終わってる。ホンマに。うん。絶対そう。タッキーがいたから自分を保てたっていうのも絶対ある。あの人の存在はデカいっすね。*3

この発言にどんな裏があるのかは私にはわかりません。でも関ジャニ8結成前で、ひとりぼっちで東京に、ジャニーズに、アイドルに挑み続けたすばるにとって絶対的な存在であるタッキーは支えであり正しいことを教えてくれる存在であると共に、比べることで世間の評価ではない自分の本質的なところを映す鏡でもあったと言えます。

滝すばはシンメではありません。あくまでも東のトップと西のトップであって、コンビですらなかったのかもしれません。しかし性格も少なくともすばるにとってのタッキーの存在は合わせ鏡のようであり、心理的な繋がりはかなり強いものであったと思われます。そんな多感な十代を過ごしたツートップが、デビューして互いの場所で酸いも甘いも経験した2人が、東と西の確執も無い今、もう鏡ではないけど2人が揃って歌うところを私は見たいのです。

 

そしてもう一つ、す担のエゴとしての理由が、すばるくんがアイドルをしているところを見たいというものがあります。元気が出るCD宣伝や年末特番で出てるすばるくんは、最近カメラに目を合わせてくれません。全曲ではありませんが、アイドルらしい振付のついたカワイイ曲でほとんど目が合いません。ここが笑うところだから笑うというような笑顔で。ダンスも流すようにキレも何もないもので。「あー、ツアーこんな感じだったら悲しいなー」って思います。なのにバンド曲ではがっつりカメラ見てくるんですよね。やっぱり見てると好きなのは楽しそうな方が好きなんです。でも私が好きになったのはアイドルしてるすばるくんで、踊ってもカッコイイところを見ていたいんです。きっとすばるくんが好きなのも音楽を重視したスタイル。関ジャニ∞全体も音楽方面に特化したスタイルとなりつつある今、歌って踊るパブリックイメージなアイドルすばるくんを見る機会が少なくなっています。だからカウコンがチャンスだと思っています。たまにでいいからこうやってアイドルしているすばるくんも見れれば私は更に幸せなのです。その隣に焦がれた青春をともにしたタッキーがいればいいなと思っています。

 

特に自担と他Gで見たいツーショットが無いという方、何かに投票したいけど決めきれない方、ぜひ滝沢秀明渋谷すばるに、清き一票をよろしくお願いいたします。

*1:06年8月20日 少年倶楽部プレミアム

*2:06年12月17日 少年倶楽部プレミアム

*3:Myojo 10000字ロングインタビュー