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嫌い嫌いも好きのうち

君を見つけ出した時の感情が この五臓の六腑を動かしてんだ

SPYAIR LIVE 2015 "ROCKIN' OUT" 5/4 Zepp Fukuoka

 

SPYAIRの春ツアーに参戦してきました。

ネタバレがっつりしてるので避けたい方はお戻りください。

 

このライブで実感したことは、ただただSPYAIRが大好きだってことで、一生切り離すことのできない人たちであるってことです。

涙が止まらなかった。

ライブ中に感極まって何度も泣いてしまいました。笑顔で楽しまなきゃいけなかったのに。

それぐらい私にとってSPYAIRは大きな存在であり、今や笑い話にしている1年前のあの事件から始まった暗黒期間は、大きな傷を残していったのです。

 

一曲目、ROCKIN'OUT。新曲を引っ提げてライブをしていること、そこにSPYAIRが、IKEが立っていること、ジャケットとMVを模したステージセットから放たれる光とレーザーがあまりにも綺麗で泣いてしまいました。

Zeppのライブハウスに参戦することが実は初めてで、今まで最高600規模のライブハウスしか行ったことがなかったため、ライブハウスであんなに綺麗な演出ができることを知らなかったです。永里道人志さんに最大級の感謝を。

どらコンビがまた仲良さそうに向かい合ってるの見てたまらなくテンション上がる。

「時代が窮屈でも生きる場所はあんだろ?」

生きる場所をみつけたバカが自由に振る舞う姿がそこにはありました。

 

二曲目にTrust your anthem。びっくりした。二曲目がコレだなんて思いもしなかったし、UZのラップがかなりうまくなってる!代々木フリーライブの時なんて聞くに堪えないものだったのに。武道館決定を発表したMy Worldツアーの時の絶不調のIKEを見て、「くやしかった。俺がもっと歌えれば助けられたって思った。」と言ってボイトレを始めてたよね。まだしてるのかな。休止期間に再開したのかな。

SPYAIRの進化を感じてまだ泣いてました。泣きすぎや。(まぁこのあとのセトリは"いつも通り”だったんですが…)

 

サクラミツツキ。やっぱりこの曲の演出はどのライブの時もピカイチ。桜の花びらを模したライトが会場内を駆け巡るようすは圧巻でした。

この曲が私の中で一番暗黒期間に聞いた曲です。最後にこの曲に関して書きます。

 

あの頃、僕らは同じ未来を。IKEの歌声はとても優しかった。やっぱり圧倒的な才能を持っていると感じました。歌い手としての才能。それゆえに背負ったプレッシャーだったんでしょうが。優しく微笑むIKEを見て心から安心しました。

 

MC面白かったなー!C&Rで遊んだり、ラッスンゴレライだったり…。NUMBER SHOT決まってよかった!去年キャンセルになって悲しくなった思い出。スタッフさんに招待状持ってこさせてるのに「バタバタしてる(笑)」なんて言うわがままなIKE愛おしいなぁ~!!AIR'sROCKもなくなったしラジオ出演も関東・関西でしか聞けないものばかり出てたから久しぶりにオフなメンバーに触れることができました。

MCを切り上げようとするKENTAに自分からあの伝説のMCに対して切り出すIKE。あのMC、実はUZとKENTAはアツくなってたようで、アカンと思ってたのはMOMIKENだけのようでした。ただファンの目に触れるところでしゃべるのはMOMIKENなので完全にネタ化になってます。(私もそれ聞いた時正直ないと思ったしネタ化にしていい)。

センターに立ってピンスポ浴びて「ごめんっ」って頭下げるIKEを見れたってだけで福岡にいてよかったと思いました。AIR'sROCKの冒頭の謝罪で許してたから「もういいよ~」っては思ってたんだけど、やっぱり直接言ってくれたことは嬉しい。

 

アコースティックセットでRadioを歌う4人。ボーカル以外のメンバーが歌うコーナーがあるの、他バンドでは滅多に見られないよね。MILLIONの時のように楽器シャッフルはないけれど、きちんと自分の本分で聞かせる演奏をしてくれてよかった。改めてMOMIKEN美声だな!!コーラスに入ってほしい。珍しいIKEのハモリも聞けて満足。Radioも暗黒期間の支えになった曲で、その曲を4人で合唱してるところでちょっとポロリ。「今日はこれでいいような気がした」。

 

OVERLOADから始まった後半戦。映像の炎爆発には正直笑った。でも0GAMEの最後クモの巣のように張り巡らされたレーザーやJUST ONE LIFEのサングラスなんて演出は最高にかっこよかった!

 

あぁ、JUST ONE LIFE。音下げてたから掛け声に少し戸惑ってしまった。何曲かキーを下げて歌ってて少し悲しい。喉に負担をかけないためだからしょうがないし、そこを責めるつもりもないんだけど。Twitterで見かけた「ボーカリストにとって自分たちの曲をキー変えて歌わなきゃいけないことほどの苦痛はない」という言葉がつらかった。こっからだから。みんなで支えていくからね。

 

Rock'n Rollがなぜ後半もいいところで入れてきたのは謎(笑)。今メンバー紹介なの!?

河野圭さんのピアノすごかった!思わず「圭さーん!!!」って叫んだもん(笑)。河野圭さん、宇多田ヒカルEXILEにも曲提供してる凄い人なんです。他にもRADやスキマスイッチのサポートに入ってます。

UZのソロ前の思いっきりドヤ顔にクスリ。愛おしい猫だよUZくんは。IKEへのフリをちょっと失敗するところUZらしくて愛おしすぎる。

 

Turning Point!!またキャップを被って始まったラップ。MILLIONの時からこの冒頭ラップ大好きだったから生で聞けてよかった。当たり前だけど「博多」になってたし。UZのラップさっきも言ったけどうまくなってる!!

 

虹。虹色のレーザーはやりすぎと思ったけど(笑)。でも綺麗だった。

「会いたくって会えない人よ 僕はどうして君に聞いてほしいんだろう」

この歌詞がファンの気持ちすぎて。SPYAIRに対してじゃなくて関ジャニ∞とかにも思うんだけど。君に聞いてほしいことはたくさんあるよ。伝えたかったことがたくさんある。

 

そして本編最後のMC。

「あの時、一人で生きてやろうと思ってた。もう一生ここには戻ってこれないと思ってたんだよ。でも支えてくれたヤツらがいたから、ここに戻ってこれた。今は、一人生きる道を選ばなくてよかったって思ってる。」

ニュアンスだけど、IKEはこういう事を言った。他会場では「メンバーやスタッフ、ここにいるみんなを嫌いになった」とまで言ってたらしい。

初めて直接聞いた、あの時のIKEの絶望を。泣くのをこらえて、絶対聞き洩らすかと必死になってた。

「前よりヘタになってるかもしれないけど、それでもこうやって楽しんでくれて嬉しい」と言いながら、IKEは泣いていた。まだプレッシャーを背負ってた。復活してからも、前より上手くなくなってるかもしれないって、そんな悩みを抱えてたこと想像できることだったけど、やっぱり悲しくて。でもここでそうやって不安に思ってることを言うってことが、少し変わったんだなって思う。直接言う事ができないからここでしか言えないんだけど、そんなことなかったよ。だからただ思いっきりライブして、歌を楽しんでほしい。何も考えなくていいよ。

 

「もう一人で歌うのはイヤなんだ。だから一緒に歌ってくれ!!!」

そう言って始まった本編最後はGLORY。イントロを大合唱、その声を聞いた時涙が止まらなかった。合唱の力はすごいって感じた。GLORY中はずっと泣いてた気がする。拳を挙げることすらままならなかった。一緒に歌ってと言われたのに、泣いてうまく歌えなかった。ごめん。

正直GLORYは好きじゃなかった。なんだかいつも通りな楽曲で、面白味がなかった。歌詞も音も聞いたことあるものばかりで。

だから虹が終わって本編最後がなんだろうと考えた時、この曲しかありえないんだけども存在を頭からすっかり消していたから思い浮かばなかった。

だからこの曲が持つパワーにびっくりした。元はアルバムに収録される1楽曲に過ぎないものだったけど、言葉通り育てていった曲なんだなと思う。

 

アンコール、サムライハートで思いっきりタオル回した。

SINGINGも念願の横フリができた。実はSPYAIRのワンマンは初めてだったから、SINGING初体験だったんです。あのお決まりの横ノリ、1番2番であまりしている人がいなくて驚いたけど、ラストはみんな横ノリしてて楽しかった。ずっとこの景色が見たかったんだ。

 

最後はサポートに人も含めて手をつないでお礼。KENTAの手汗が嫌がられているのがかわいかった(笑)。IKEは最後に一人残って肉声でお礼。

 

こうしてライブは幕を閉じました。

 

「僕らは 僕らは あの欠けた月の半分を探して 孤独を分け合う事ができたなら もう一度誓うよ」

「あれから あれから あの欠けた月の半分を探して いつかは いつかは 桜の花咲く満月の元へと」

私はあの日からずっと「欠けた月の半分」を探すような日々を過ごしていました。誰にも相談せずに孤独を極めたIKEには、もっと周りを信用してほしかった。またあの光り輝くステージの上に戻ってきてほしかった。

今回のライブで私はやっと欠けた月の半分が見つかったのを感じました。あの4人のピースはしっかりSPYAIRという額におさまった。もう大丈夫。そう思います。

それぐらい今のSPYAIRが完成されたライブでした。あの事件は確実にSPYAIRの糧になっています。

帰り道、空を見上げると丁度月は満月で、また泣いてしまいました。こんな偶然があるなんて。

 

「あの時全員殺してやろうと思ってた」

笑いながら言ったけど、その言葉は事実だったんだろう。

BESTのブックレットの「こうでもしなきゃ止まらなかった」っていう言葉がずっと刺さってる。どれだけ追い込まれていたんだろう。人一倍喉に気を使って、次の日ライブがあるときは絶対打ち上げには参加しないし常に喉のケアは怠ってなかった。それなのに声が出なくなって。IKEの武器は喉だけで、唯一無二のものだったから。それを失った絶望はこちらには計り知れないものであったんだろう。全部壊そうとしてたんだ。

周りを殺そうと思うほど思いつめていたIKEを支えてくれたメンバーはじめたくさんの人がいたこと、IKEがこのステージに戻ってきてくれたことに最大級の感謝をささげます。本当にありがとう。あなたたちのおかげで殺されずに生かされています。

 

まだまだ”いつも通り”の枠からは抜け出せていなかったし、工夫する必要があるところはたくさんあると思います。

これからはゆっくりとでいいから、自分たちのできる最高のSPYAIRを極めていってほしいです。

野外、がんばって!!